太田製陶所まるた窯　オープニングセレモニー

【7月12日】

7月、お手伝いをさせていただいたのが、福岡県東峰村の小石原にある「まるた窯」の新しいギャラリー兼工房のオープニングセレモニーです。当日は北部九州に大雨の被害が出ていたため、当初の予定をぎりぎりまでそぎ落とし、心ばかりのオープニングセレモニーになりましたが、困難な中でも新しい門出のお手伝いができたことは大きな喜びでした。

新しい工房とギャラリーは、自然のものを使い、自然の中での作陶をと考えた陶主の太田剛速先生が、その思いの中で出会った、“阿蘇リモナイト”とも呼ばれる「阿蘇黄土」を使った作陶にも挑戦していかれます。阿蘇黄土はベンガラ焼にも使われる土で、消臭や土壌改良に利用されるなど、人の暮らしを良くする大きな力を持っているのだとか。その力を陶芸という世界で生かすことで、これまでにない新しい世界を切り開いていこうと夢を語る太田先生のこれからがとても楽しみです。今後は、日本全国から小石原に新しい息吹を吹き込んでくれるインターンの受け入れも始めていかれるとか。新しい風が小石原に吹いていきそうです。