若い料理人の卵が鹿児島食材に挑む
【1月18日】福岡ホテル・ウェディング&製菓調理専門学校の学生たちが鹿児島県産のお茶、豚肉、柑橘を使って新レシピ開発に挑み、最後に博多駅での販売という流通ルートにのせるまでを体験する『茶と食の産学官連携』プロジェクト。その最後を飾って、1月18日(土)に販売会が博多駅マイングにて開催されました。
今回このプロジェクトに挑んだ学生は22名。販売会にこぎつけるまではそれぞれ苦労があったようです。その様子をプロジェクトを推進する副校長の石川康二先生に伺いました。
「今日の販売会のために生徒たちは再度工程の見直し、原価の計算、販売の仕方などをシミュレーションをしてここまできました。学生にテーマを与えることは大事だと思います。テーマを与えられることによって鹿児島の物産の知識も得られるし、そこに学びがある。それを覚えてからの商品開発なんですね。栄養素のことなど知らないこともあるので、そこをまずは勉強させて、それから鹿児島に合ったニーズを考えようと。そこからのスタートでした。ただ作るだけじゃなく、そこが大事なのです。今回のテーマの中でお茶は難しい食材でしたが、それだけに勉強になったと思います」
若者たちは鹿児島食材からどんな発見をしたのか…。その経験が料理人として育っていく彼らのひとつの礎になってくれたら…。そう感じさせてくれるプロジェクトになりました。