ティーペアリング
【11月16日】セゾンドールで開催された「ティーペアリング」のランチ会に参加しました。
ティーペアリングとは、お料理と日本茶をペアリングさせて楽しむひとときのこと。
フレンチなどはよくワインとお料理とペアリングして楽しみますが、ティーペアリングは文字通り、ひたすらお料理に日本茶を合わせていくというものです。
え? 日本茶をひたすら飲むと? それって家の食事と同じじゃない?と侮ることなかれ!
今回のティーペアリングでは日本茶インストラクターの竹中昌子さんが、九州各地の日本茶を茶葉の特徴に合わせ、水で抽出したり、適切な温度で抽出したり、ときには炭酸を合わせたりと、それはそれは「日本茶」の一言では片づけられないくらい多種多様な姿で私たちを楽しませてくれるのです。
左の写真は最後にサーブされたスパークリングデザートティー。蒸し製玉露茶を使ったお茶です。
このほかにも今回は、全部で9種類の日本茶が提供され、セゾンドールの美しく美味しい料理と一緒にゆったりと楽しむことができました。
ティーペアリングのステキなところは、最後まで酔わないこと(笑)。ワインと一緒に楽しむ時間も楽しいのですが、飲み進めるうちに料理の味を純粋に楽しむことが薄れてしまいがち。そう、つまり酔っぱらってしまうのですよ!
その点、ティーペアリングはデザートの最後まで、じっくりと日本茶の味も、料理の味も、しっかりと楽しめる。日本茶のさまざまな味わいがこんなに多彩だったなんて!ちょっと驚きに出会いに感激してしまいました。
さて、今回の日本茶の茶葉は、日本茶の良さを海外に伝えることに尽力している「IKKYU」さんのお茶でした。福岡のお茶から宮崎、大分のお茶を今回をセレクトしてくださいました。
【今回のお茶 一覧】
●ウェルカムドリンク 産地:福岡 【玉露】
●釜炒り茶スパークリング 産地:宮崎
●白葉茶 産地:福岡
●特上煎茶 産地:福岡
●特上紅茶 産地:福岡
●ほうじ茶(温) 産地:宮崎
●烏龍茶 産地:宮崎
●玄米茶(温) 産地:福岡
●蒸し製玉緑茶のスパークリングデザートティー 産地:大分
珍しかったのは「白葉茶」。葉緑素を持たない突然変異の茶葉を集め、4℃の冷水で抽出したお茶は、香り高く、後味がとてもすっきりしたお茶でした。八女で作られているそうです。「白葉茶」という名前も初めて聞いたし、味わいも初体験! とにかくどのお茶も初めて味わうものばかり。微妙に甘味やこく、うま味が違っているので、自分の舌の敏感さにちょっとうれしくなるくらいです(笑)。
ティーペアリングは、「お茶結びプロジェクト」が年に数回開催しています。次回はたぶん、来年? 開催情報が入り次第、ご案内いたします。